弊社では、各種精密すべり軸受製品を生産しています。
用途に応じ、設備から設計開発、難度の高い加工需要にも、素材作成から一貫生産体制でお応えします。
軸受は英語でベアリングと総称され、すべり軸受やころがり軸受、静圧軸受などが用途によって使い分けられます。このうち「すべり軸受」は潤滑油などでつくる被膜を介して相対すべりをするもので、自動車専用クランクシャフト・スラストベアリングは弊社が業界最大規模の生産量を誇っています。
クランクシャフト・スラストベアリングは、OEM生産品として月230万個製造しており、大豊工業株式会社殿へ納入され、自動車メーカー各社へ供給されます 。板厚2.0mm~4.0mm程の馬蹄形の板状製品であり、摺動部面精度、平面平行度等の高い精度要求をクリアしています。
ターボチャージャーは過給機と訳されるように、排気圧を利用して、加圧した空気をシリンダ-に送り込み、燃費・馬力の向上を図るものですが、高回転域で作動するために部品には高い精度が要求されます。近年では、ディーゼルエンジンの排ガス浄化と省燃費対策の一環として、また、ガソリンエンジンのダウンサイジング化により、ターボチャージャーが広く採用され、当社においても、生産量が急増する傾向にあります。
建機、燃料、噴射ポンプ、大型圧縮機など、さまざまな産業機械の摺動部に使用されています。
1962年より、銅合金の鋳造を行っており、JIS規格に準拠した、CAC603C、CAC604C、CAC502C、等の青銅系合金や、自社開発の黄銅系合金の連続鋳造材を製造しています。蛍光X線分析装置、マイクロビッカース硬度計、ブリネル硬度計、金属組織顕微鏡などを備え、品質保証体制を整えております。